香川県琴平町の琴平バスは来年2月19日、北陸3県と香川、徳島両県を結ぶ夜行高速バスの運行を始める。これまで鉄道や航空機の乗り継ぎが必要だった北陸と四国を一本で結び、観光やビジネス面での相互交流を強化する。
同社によると、2020年3月まで別のバス会社が同じ路線を運行していたが、新型コロナウイルスの影響で廃止された。
夜行高速バスは「コトバスエクスプレス福井・金沢・富山便」で、毎日1往復する。北陸からは富山駅北口を午後8時15分に出発し、徳島駅に午前6時36分、高松駅に同8時22分、終点の琴平には同9時52分に到着。四国からは高松駅を午後8時50分、徳島駅を同10時28分に発車し、富山駅には午前8時10分に着く。15日に予約、販売を始めた。
経由地の一つ、徳島の鳴門にあるバスターミナルで愛媛、高知県方面の便と乗り換えることもできる。琴平バスは「観光、ビジネス、学生の移動など幅広い需要に応える広域交通インフラとして継続運行していきたい」としている。