あわすのスキー場（富山市粟巣野）は今シーズン、２０２５年度に２３歳になる人を対象にリフトを無料開放する。新卒者にこの年齢が多いことから、就職を機に富山に来た人らに、冬のレジャーの魅力を知ってもらおうと企画した。

　居住地は問わず、受付で身分証明書を提示すれば、１３日～来年３月２９日までの営業期間いつでも利用できる。高校生はリフト１日券を５００円値下げし、シニア料金と同じ４０００円に設定。県内の私立、県立高校の入試日は休校になることから、リフトを無料にする。

　新型コロナ禍での行動制限やスキー教室の中止により、小中高校でスキーを十分満喫できなかった世代に向けたサービスとして、今季初めて実施する。松井一洋支配人は「いい思い出をつくってもらいたい」と話した。

　今季は昨シーズンを５０００人上回る３万人の来場を目指す。