冥王星の名付け親として知られる野尻抱影(ほうえい)の著書を紹介するロビー展「星空の魅力を伝えた本たち-野尻抱影と星の和名-」が、富山市科学博物館で開かれている。7日まで。

 「星の文人」と呼ばれた野尻の生誕140年と、デビュー作「星座巡礼」の発刊から100年の節目に合わせて企画した。

 解説パネル10枚と著書17点が並ぶ。オリオン座の真ん中の三つが「おやこ星」や「だんご星」と地域で呼び方が違うことを、野尻が著書で取り上げていることなどを伝えている。

 会場には「富山県での星の和名情報求む」として、来館者に知っている和名を紙に書いてもらうコーナーもある。