富山県黒部市は2026年度から、JR北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅東口広場への旅館などの送迎バスの乗り入れや南口広場付近の渋滞緩和に向けた路面表示などを整備する。市議会12月定例会に上程する25年度一般会計補正予算案に事業費900万円を計上する。武隈義一市長が28日の定例記者会見で発表した。

 宇奈月温泉街の旅館などは、新幹線の乗降客の送迎に隣接する富山地方鉄道新黒部駅前広場を活用していた。乗降客の利便性を高めるとともに新幹線駅の地域観光ギャラリーでの滞在時間を延ばそうと、新幹線駅東口広場への送迎バスの乗り入れを可能にする。一般の乗降客が送迎で使う南口広場周辺の渋滞緩和に向けては、地鉄駅前広場への誘導表示などを整備する。

 8月の大雨で崩れた大谷川沿いののり面や宇奈月谷の用水取水口に流れた土砂の除去には450万円を計上。他の農地関係被害については国の査定が確定後に農地災害復旧事業費を補正予算として計上する。

 市国際文化センター・コラーレのマルチホール舞台機構改修に1億2442万円、北陸新幹線の「温泉駅」がある石川県加賀市と福井県あわら市と共に台湾出身のインフルエンサーを活用した誘客促進事業に100万円を追加計上する。

 一般会計補正予算案は総額2億6814万円(累計230億7723万円)。