富山県氷見市阿尾の障害者就労継続支援施設「安靖(やすらぎ)氷見共同作業所」で、恒例のえとの置物やミニ門松作りが最盛期を迎えている。27日も通所者たちが来年のえと「午(うま)」にちなんだ品を、地元の竹を使って一つ一つ仕上げた。

 えとの置物は馬の躍動感を表現。胴体は孟宗(もうそう)竹、頭部に真竹を使った。ほどいたわら縄を尾やたてがみに使い、疾走感を出した。鞍(くら)に着物帯の生地を活用し、氷見産スギの台座に飾った。

 高さ約40センチのミニ門松には、地元産のナンテンやユズリハなどを使った。杉の板に松や梅などをあしらった正月飾りもある。

 えと置物(1800円)300個、ミニ門松(1500円)500個、正月飾り(2千円)100個を作り、12月10日から同作業所で販売する。えと置物と正月飾りは福祉の店「はーとふる安靖」(比美町)、ひみ番屋街、JAグリーンひみでも扱う。予約、問い合わせは同作業所、電話0766(74)5600(土日曜除く)。