消防庁がまとめている人口1万人当たりの出火件数を示す「出火率」で、富山県は2024年の結果が1・88となり、34年連続で全国1位の低さだった。県が26日、発表した。
24年の県内の出火件数は192件(前年比14件増)で、内訳は建物148件(同24件増)、車両24件(同5件減)など。死者は18人(同3人減)、負傷者は51人(同19人増)だった。出火率は全国最小が続いているものの、22年の1・48から23年1・73、24年1・88と増加傾向にある。
25年は10月末時点で出火が156件となっており、前年同期と比べて11件少ない。県は暖房器具の使用頻度が増す冬に入るため、火の取り扱いに注意を呼びかけている。