富山県は大雪で東海北陸自動車道が通行止めとなった場合、管理する国道156と304号のうち、南砺市の一部区間を通行止めとする。山間部を迂回(うかい)して立ち往生する車両が発生するのを防ぐためで、2025年度から県道路除雪計画に盛り込んだ。
19日、富山市奥田新町の国土交通省富山河川国道事務所で開かれた雪対策の説明会で県が示した。対象区間は156号が南砺市利賀村栃原から同市西赤尾までの約29キロ、304号が同市大鋸屋から同市下梨までの約15・2キロ。
2区間のほか、国道8号と北陸自動車道が通行止めとなった場合、国道304と359号、県道金沢井波線のうち、小矢部、南砺の両市から金沢市までの一部区間も通行止めとする。