県のブランド戦略後押し
県のブランド戦略「寿司(すし)といえば、富山」を後押ししようと、称名土木(立山町、野澤竜太郎社長)がロゴマークをあしらったベンチを制作し、県に贈った。18日は設置場所のNHK富山放送会館跡地(富山市新総曲輪)で寄贈式があった。
ベンチはモルタル製で幅約180センチ、高さと奥行きがいずれも約80センチ。ロゴマークを担当したデザイナーのアドバイスを受けながら、建設用3Dプリンターで造形した。シャリの質感、ネタの厚みなど細部にこだわって仕上げた。
式では野澤社長が「すし戦略の盛り上げと合わせ、若者が建設業に関心を持つきっかけになってほしい」とあいさつ。新田八朗知事が「官民連携の新たな成果ができた」と述べ、感謝状を贈った。
同日は県庁食堂ですしの販売があり、すし店を中心に県内外で飲食店を展開しているビーライン(富山市、大坪悟社長)の職人が80食分を握った。新田知事と懇談しながら味わった大坪社長は「(ブランド戦略は)県民としてうれしい取り組みで、これからも応援したい」と話した。