富山県立山町新堀のニコルドシステム(石村憲之社長)が18日、クマ対策用の防護盾31個を町に寄付した。
県警機動隊でも使われる厚さ5ミリのポリカーボネート製。縦90センチ、横45センチで、ステンレス製の取っ手を付けた。既製品と比べ軽量で、片手で使える半分のサイズや、クマスプレーの噴射などに対応して上部の一部を丸くくりぬいたタイプも用意した。
同社は防災関連などを手がけており、石村社長がヘルメット姿でクマの警戒に当たる町職員や消防団員の姿を目にしたほか、「身を守る十分な装備がない」との声を聞いたりしたことから製作した。
杉田尚美副町長らが「早速使いたい」と感謝した。