富山県の氷見市灘浦小学校の6年生7人が13日、同市大境で地元特産の灘浦みかんの収穫を体験した。摘みたてを味わい、畑に笑顔が広がった。「灘浦うまいもんひろめ隊」として活動する児童たちは27日、同市北大町のひみ番屋街で灘浦みかんを販売し、観光客に甘酸っぱいおいしさをPRする。
児童たちは5月に花の観察、9月に摘果をし生育を見守ってきた。生産者でつくる灘浦かんきつ研究会(松野孝之会長)の会員からおいしい実の見分け方を習い、黄色く実ったミカンをかごいっぱいに収穫した。
黒川杏(あん)さんは「実がたくさんなっていてすごい。味も本当においしい。番屋街の販売会では灘浦みかんの良さを多くの人に伝えたい」と笑みを見せた。販売会では800グラム入り、500円で提供。購入者には長坂の棚田米(1合)をセットで贈る。この日収穫したみかんは学校給食にも使う。