教育に新聞を活用する「NIE」の研究発表会が13日、富山県南砺市の福光東部小学校と吉江中学校で開かれ、県内小中学校の教員ら約90人が新聞を使った授業事例を見学した。

 「新聞の活用を通して主体的に学ぶ児童生徒の育成」を研究主題に、行政や学校関係者、北日本新聞社などでつくる県NIE推進協議会(会長・水戸英之県中学校長会長)が開いた。

 両校で公開授業を実施。福光東部小4年生は総合の授業で「SDGsで南砺市の未来を守ろう~私たちはNANTOレスキュー隊~」と題し、ごみを減らすために自分たちができる取り組みを発表やグループワーク形式で確認し合った。

 6年生は理科「地球に生きる」の授業を行った。発表や調べ学習を通して、暮らしの中の行動が環境に与える影響を考え、行動の見直しや解決策について話し合った。

 吉江中1年生の特別活動はキャリア教育がテーマ。これまでにスクラップした新聞記事からさまざまな職業を見つけ出し、それぞれの職業観について考えた。

 授業後、吉江中で全体会があり、水戸会長が「デジタル化が進む中、これからも新聞や活字を使った取り組みを学校教育の中で大切にしていきたい」とあいさつ。文部科学省教科調査官の上月(こうづき)さやこさんが「主体的・対話的で深い学び」の実現と新聞の活用について講演した。

 研究発表会の内容は28日の特集で詳報する。