新型インフルエンザ発生に備えた実地訓練が6日、富山県の黒部市民病院で行われ、職員らが関係機関との連携や患者の受け入れ態勢などを確認し、万が一に備えた。

 県が主体となり、第2種感染症指定医療機関の同病院で実施。同病院や県新川厚生センター、新川地域消防組合などから職員が参加した。

 新型インフルエンザが流行している国からの帰国者が、発熱や喉の痛みを訴えたとの想定で実施。救急隊員が患者の状態を聞き取った上で同病院まで搬送し、診察や入院の受け入れまでの手順を確認した。患者は二次感染を防ぐためのシートに覆われた状態で搬送された。

 黒部市内の高齢者施設で患者が3人出たとの想定で、施設を指導する訓練にも取り組んだ。