一般財団法人 公園財団 Parks Japan.F
信州の遺跡

国営アルプスあづみの公園【大町・松川地区】では、11月23日(日)に「山の神遺跡と火おこし体験」を開催します。園内に残る縄文遺跡「山の神遺跡」を、「自然環境学習グループ」の公園サポーターが分かりやすくご紹介。ツアー後は、昔ながらの「まいぎり式」による火起こし体験にチャレンジします。縄文文化に触れながら学び・体験できるプログラムです。

過去の実施状況(学校団体対象に実施)

◆縄文遺跡を訪ねるガイドツアー


「山の神遺跡」の解説看板
園内の「アルプス大草原」にある“山の神遺跡”。公園の建設に伴い平成9年から4年間、約8千平方メートルの発掘調査を行ったところ、東西11メートル、南北9メートルの「コ」の字状の配石遺構を発見。細久保式と呼ばれる尖底土器が出土し、縄文時代でも最古級に位置付けられています。



■開催日:令和7年11月23日(日) ※小雨決行、荒天中止
■時 間:13:00~15:00
■場 所:インフォメーションセンター(集合)
■参加費:無料(別途入園料必要)
■定 員:5組(事前申込) ※11/3現在、4組12名申込

◆長野県宝に指定された出土品

尖底土器に加え、配置石遺構とその周辺部からは、「異形部分磨製石器」41点が出土。一遺跡としては国内最多で、狩猟採集社会における特別な祭祀後と推定されています。これらの出土品は、縄文文化の形成を考える上に極めて重要であり、令和5年に「長野県宝」に指定されました。

◆火おこしの難しさを学ぶ体験


火きり棒と火きり板を用い、棒を板上で回転させて摩擦熱から火種を作る「まいぎり式」。火きり棒の下部に重りを付け、紐を取り付けた横木を棒に通して上下に動かし、紐を巻きつけて回転運動へと変換。効率よく回転が得られるため、縄文時代に用いられていたと考えられている「きりもみ式(手で直接回す方法)」よりも比較的容易に火を起こすことができます。



「まいぎり式」での火おこし体験

国営アルプスあづみの公園【大町・松川地区】について

アルプス大草原

国営アルプスあづみの公園は、日本有数の自然環境と地域の豊かな文化、風土を保全、活用することにより、多様な観光・レクリエーション需要に対応するとともに、分散する2つの地区を拠点とした地域活性化への貢献等を目的に整備されています。
「大町・松川地区」は、北アルプスの山岳景観につながる良好な自然環境を保全しながら、時間をかけてその自然環境を学び、体験できる公園です。

<お問合せ>
国営アルプスあづみの公園 大町・松川管理センター
〒398-0004 長野県大町市常盤7791-4
TEL:0261-21-1212
FAX:0261-21-1214

<公園ホームページ>
https://www.azumino-koen.jp/oomachi_matsukawa/

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<管理運営>
アルプスあづみの公園マネジメント共同体
(共同体代表:一般財団法人公園財団、構成員:大北農業協同組合、株式会社富士植木)
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