富山の新たなすし文化を考えるフォーラム「海寿司・山寿司ガストロノミー」が31日、県民会館1階の「D&DEPARTMENT TOYAMA」で開かれた。行政や料理人、観光関係者ら約60人が参加し、すしを通じた観光とまちづくりの可能性を探った。
新田八朗知事がブランディング戦略「寿司(すし)といえば、富山」の取り組みについて説明した。日本ガストロノミー協会の柏原光太郎会長が基調講演を行い、富山湾の幅広い魚種や、富山のすしの多様性について解説。「ニューヨークタイムズのような海外メディアで話題になったことが富山の追い風になっている」と強調した。
県と連携協定を結ぶ北九州市のすしの都課係長の徳田やよいさんを交えたパネルディスカッションに加え、すしと日本酒のペアリング試食会もあった。
官民連携のまちづくり組織「一般社団法人しあわせデザイン」(富山市蓮町)が観光庁の事業採択を受けて企画した。