富山県の立山町釜ケ渕小学校の3~5年生が28日、同校に地域住民らを招いて感謝の集いを開き、芦峅寺集落の伝統料理「つぼ煮」を調理して振る舞った。
集いには、児童の校外学習などをサポートしてきた住民ら10人を招待した。
3、4年生は学校農園で育てたサトイモ、5年生は田植えと稲刈りだけでなく、育苗や除草、害虫対策まで取り組んだコシヒカリを食材として準備。芦峅寺の佐伯照代さんに指導を受けご飯を炊き、つぼ煮を調理した。料理が完成すると、地域住民と児童は一緒に食べ、交流を深めた。
コメ作りに協力した農家の山形哲雄さんは「育苗から夏休みの害虫対策まで子どもたちはとにかく熱心。料理もおいしかった」と笑顔を見せた。5年の浦口愛花さんは「喜んでもらえてうれしい。ありがとうという思いを込めた」と満足そうな表情で話した。
年間の活動報告のほか、リコーダーの演奏などもあった。住民らにはサトイモと手紙を贈った。