富山県小矢部市の桜町石斧(せきふ)の会(山本護会長)は、11月1日に同市の桜町JOMONパークで秋の自然に親しむイベント「縄文の秋穫祭(しゅうかくさい)」を開く。縄文時代の桜町遺跡の地層からはクリやドングリ、クルミなどが多く出土されていることにちなんだ多彩な体験会を行う。
縄文の秋穫祭では、2種類のドングリとクルミでこまを作り、こま回しのタイムを競ったり、クリやドングリを飛ばして距離を測ったりする大会を開催。上位3人には地場産のクリなどを贈る。
他にも弓矢や火起こし、小枝を使った色鉛筆作りなどの体験がある。石のいろりで焼くクリやサツマイモ、ハンバーグにコゴミを乗せた「縄文ハンバーグ」も味わえる。
28日は同会のメンバーが最終準備などに取り組んだ。山本会長(82)は「縄文時代に思いをはせ、自然の中で遊び、秋を楽しんでもらいたい」と来場を呼びかける。
イベントは午後2~4時で、参加無料。