平安末期の武将、木曽義仲と巴御前(ともえごぜん)のゆかりの地を巡る富山県のバスツアーが27日、小矢部、南砺両市で行われ、県内外の20人が歴史ロマンを堪能した。
一行は義仲が源平倶利伽羅合戦の勝利を祈願した小矢部市の埴生護国八幡宮を訪れ、県指定文化財の古文書を所蔵する宝物殿などを見学した。案内役の埴生雅章宮司は石段近くの広場にある義仲騎馬像について、「騎馬像としては全国有数の大きさを誇る」などと紹介した。
この他、源平両軍が戦った倶利伽羅古戦場や、南砺市福光の市指定天然記念物「巴塚の松」を巡った。福光福祉会館では、義仲と巴にまつわる漫画を描いた漫画家の西川かおりさん(神奈川)による講演会が行われた。