日本フードアナリスト協会の第92回ジャパン・フード・セレクションの食品・飲料部門でグランプリを受賞したカステラ菓子「とやまる」の製造販売元、放生若狭屋(射水市善光寺)は22日、射水市の写真家、イナガキヤストさんの写真を使った限定パッケージを発表した。

 同日、富山市内のホテルで同社の板谷達也社長とイナガキさんが会見した。「とやまる」(税込み1個160円)は高品質な卵を使用し、素朴で優しい甘さが特徴という。

 より地域に根差したお菓子作りを目指し、新パッケージに、イナガキさんの写真を採用する。雪の立山連峰や五箇山の合掌造り集落など、県内各地の美しい風景が菓子箱を彩る。

 12月から立山連峰バージョンを富山市のマルート店を中心に販売開始する予定。板谷社長は「多くの人が富山に来るきっかけとなるお菓子にしたい」と意気込み、イナガキさんは「お菓子と一緒に富山の魅力を伝えたい」と話した。