障害者福祉を支援するチャリティー大会「寛仁(ともひと)親王記念杯第27回北陸ウェルフェアゴルフトーナメント」が16日、富山県小矢部市のゴルフ倶楽部ゴールドウインであり、北陸3県を中心とする118人が交流を深めた。室原正寧(まさやす)さん(金沢市)がネット68・8で総合優勝した。
18ホールストロークプレーで競った。ショートホールでワンオンできなかったり、パーやバーディーを取ったりした参加者から寄付を募り、47万3千円が集まった。募金を含めた大会の純利益100万円を、障害者の社会進出を支える射水市の一般社団法人「嘉の根」に贈る。富山市出身の森口祐子プロも出場した。
表彰式で大会長の西田明男ゴールドウイン会長が「宮様の思いを受け継ぎ、ここまで続けてこられて良かった」とあいさつ。森口プロが室原さんに寛仁親王記念杯、女子優勝の稲井田奈奈さん(富山市)に彬子女王杯、70歳以上のシニア優勝の本江明夫さん(同)に瑶子女王杯をそれぞれ贈った。20回目の出場となった楠行博さん(同)も表彰した。
大会は1999年に始まり、寛仁さまは2012年に逝去されるまで大会顧問を務めた。例年、寛仁さまの次女瑶子さまが視察に来られていたが、今年は公務のため見送られた。ゴールドウインなどでつくる実行委員会主催、北日本新聞社特別後援。