富山県高岡市の伏木地区弓道遊交会(吉田周作会長)は12日、同市伏木古国府の国宝勝興寺で、弓道体験イベント「第1回国宝と弓の祭典」を開いた。市内外の参加者が弓の引き方などの基本を教わり、弓道の楽しさを学んだ。

 同会によると、伏木地区は1960年代から弓道が盛んで、伏木中学校には県西部唯一の弓道部がある。一方、少子化により部員数は減少しており、現在は1、2年生の9人。弓道の楽しさを発信して競技人口を増やそうと、イベントを初めて企画した。

 子どもから大人まで約30人が参加した。市弓道連盟員の指導を受け、ゴム弓を使ったり、矢をつがえずに弓を引く「素引き」をしたりして、基本の構え方を学んだ。

 北信越弓道連合会と県弓道連盟の会長を務める岡本仁さんが講演した。