立山、白山、富士山の「日本三霊山」を活用した富山、石川、静岡3県の連携拡大につなげようと、石川県つばき会(松井清造会長)は6日、三霊山にちなんだツバキ3品種の寄せ植えを富山県に寄贈した。富山市婦中町上轡田の県中央植物園で贈呈式があり、新田知事は「運動のシンボルとして末永く咲き誇るようにしたい」と述べた。

 同会の松井会長は今年3月、金沢市で三霊山にちなんだ3品種を接ぎ木したツバキを植樹した。3県による4月の「三霊山サミット」で紹介され、6月には静岡県に3品種の寄せ植えを贈った。開花期は秋から冬で、いずれも白い花を咲かせる。

 式で松井会長は、寄せ植えに3県ゆかりの石もちりばめたことなどを紹介。富山、石川両県のツバキ愛好家らが出席した。同園は普段、バックヤードで手入れし、開花後は園内のサンライトホール前に展示する。