氷見あいやまガーデン(富山県氷見市稲積)は5日、「秋のあいやまマルシェ」を開いた。氷見高校海洋科学科の3年生4人が自分たちで開発した未利用魚を使ったさつま揚げを発売。同ガーデンのレストランも未利用魚のすり身が入った韓国チヂミを提供し、来場者にフードロス削減を呼びかけた。

 生徒たちは未利用魚活用を課題研究にしており、県内であまり市場に出回らない南方系の魚、ツムブリを材料にした。これまで独自メニューを校内で食べてもらっていたが、外部販売は初めて。魚臭さを抑え、鶏の唐揚げ風の味に仕上げた。天池洋介さんは「少しでも魚離れを食い止め、フードロスを減らしたい」と、来場者にアピールした。

 ガーデンレストランを運営する李順子(イスンジャ)さんも生徒たちに賛同。生地に未利用魚のすり身を混ぜ込んだチヂミを作った。李さんは「二つのメニューを氷見の特産品にしたい」と話した。

 会場の駐車場には各種キッチンカーや花苗、雑貨販売などの15店舗が並び、大勢の人でにぎわった。