富山県砺波市の「2026となみチューリップフェア」のポスターが1日、発表された。75回の節目となる来年春のフェアのテーマは「想いをつなぐ となみ花物語」。先人や来場者、市民の想いを受け継ぎ、次世代へつなげていくデザインとなっている。
フェアの歴史を物語に見立てた。大花壇を背景に、物語を連想させる本を重ねたデザイン。花の大谷や地上絵、円形花壇など見どころの写真をフィルムのように並べ「つながり」を強調した。
市花と緑と文化の財団がインターネットでデザインを募集し、全国の50人から寄せられた74点の中から、北海道在住の女性デザイナーの図案を採用。夏野修市長がチューリップ四季彩館でポスターを披露し「歴史のつながりを示す良いデザイン」と述べた。
2025プリンセスチューリップの浅井純麗さん(22)は「砺波やチューリップの歴史を本で表現しているのが印象的」。井澤莉奈子さん(21)は会場を彩るチューリップが50万本増え、350万本になることを踏まえ「たくさんの花が表現されていてとてもいい」と話した。
フェアは来年4月22日~5月5日に開かれる。ポスターは関西圏のJR主要駅や空港、県内各施設などに配る。