日本新聞協会は30日、「第32回新聞配達に関するエッセーコンテスト」の入賞者を発表した。富山県内から「小・中・高校生」部門で魚津市東部中学校3年の高瀬陽介さん(15)の「勇気ある行動」が審査員特別賞を受賞した。

 高瀬さんは、震災で逃げ遅れた祖母が新聞配達員に助けてもらったエピソードを紹介。非常時に何ができるかを考え、行動できる人になりたいとつづった。受賞を受け、「勇気のある話を伝えられることができてよかった」と話した。

 コンテストは新聞配達や販売店に関する心温まるエピソードや体験などをまとめたエッセーを募集。2826編の応募から「大学生・社会人」「小・中・高校生」の2部門でそれぞれ最優秀賞と審査員特別賞、優秀賞、入選の計20編を選んだ。審査員特別賞はプロ野球・福岡ソフトバンクホークス元監督の工藤公康さんが選んだ。