経済誌のフォーブスジャパンは、成長が期待される45歳以下の「カルチャープレナー(文化起業家)」に、富山県南砺市城端にある絹織物業「松井機業」の松井紀子社長(40)を選んだ。

 1877年に創業した同社の6代目。伝統のしけ絹を生産しているほか、しけ絹の特長を生かした新商品の開発で伝統に新風を吹き込んでいる。松井さんは「大変光栄。これからも日本の文化と地域社会の発展に貢献できるよう一層精進したい」と喜んだ。

 カルチャープレナーには30人が選ばれた。アドバイザリーボード(経営諮問委員会)の協力で推薦された全国の候補者から、同誌の編集部が選んだ。

 南砺市では井波地域で宿泊施設を運営する「コラレアルチザンジャパン」の山川智嗣代表に続いて2年連続の選出となった。