20、21の両日に富山県高岡市福岡地域中心部で開かれた「福岡町つくりもんまつり」の実行委員会(上田聖太郎実行委員長)は22日、造形作品の材料として使用された野菜の一部を高岡龍谷高校に寄贈した。
まつりでは、野菜や果物で話題の人物や出来事を表現した作品30点を展示。食品ロス削減のため、実行委は食材として利用できる野菜の提供を出品団体に初めて依頼した。未使用の野菜を含めてカボチャやゴボウ、ナス、タマネギなどが集まった。
上田実行委員長らが学校を訪問。料理人を育成する「フードコース」の1年生、樋口璃乙(りお)さんと野阪芽唯(めい)さんが野菜を受け取った。10月16日の文化祭で生徒と教職員向けに販売する弁当の食材に使う予定で、2人は「どのように調理するかを学ぶのが楽しみ」と話した。
上田実行委員長は「持続可能なまつり運営を考えながら伝統行事を継承したい」と語った。まつりは北日本新聞社共催。