縄文人がヒスイを求め、舟で航海したとされる伝承にちなみ、富山県小矢部市大谷中学校の1年生27人は17日、クロスランドおやべの池で縄文丸木舟の試乗体験を楽しんだ。
生徒は、市内の魅力を発見する総合的な学習の時間「天啓タイム」で縄文人の暮らしを学んでいる。試乗体験は、市内にある桜町遺跡の魅力を発信する桜町石斧(せきふ)の会(山本護会長)の協力を得て実施した。
生徒たちは市指定樹木の「宮島杉」で作られた長さ7メートル、幅70センチ、重さ250キロの丸木舟「さくら丸」に乗り込んだ。歓声を上げながらかいをこぎ、縄文時代に思いをはせた。