富山県南砺市五箇山地域の特産カボチャ「五箇山ぼべら」の収穫体験会が13日、同市小原のほ場であり、小中学生と保護者計40人が大きく育った伝統野菜に親しんだ。
地域や環境などを学ぶイオンチアーズクラブの活動の一環で、県内の3クラブに所属する子どもらが参加した。
五箇山ぼべら生産部会の会員の手ほどきを受け、参加者は全長約30センチ、重さ約2キロで、ラグビーボールのような形に育ったぼべらをハサミで丁寧に切り取った。
ぼべらは各自で持ち帰ったほか、上平交流センターでサラダや団子を作って味わった。世界遺産・菅沼合掌造り集落も見学し、五箇山地域の文化や暮らしなども学んだ。
高岡市五位小学校5年の小川千聖さんは「大きなぼべらを収穫できて楽しかった。富山の特産を知る機会になった」と話した。