13、14日に富山県南砺市の世界遺産・相倉合掌造り集落がライトアップされるのを前に、試験点灯が12日夜に行われた。霧が立ちこめる中、ススキが揺れ、稲刈りを控える秋の山里の集落が幻想的に浮かび上がった。

 40基のライトで、集落内にある茅葺(かやぶ)き屋根の家屋20棟や稲のはさ掛け、同集落の世界遺産登録30周年を祝う横断幕を照らし出した。

 同集落保存財団の中島仁司事務局長は「四季の美しさを感じてほしい」と話した。ライトアップは夕暮れ時から午後8時まで。