富山県の砺波地域消防組合消防本部と県警山岳警備隊の合同訓練が11日、南砺消防署東分署や南砺市井波地域の八乙女山で行われ、計12人が緊急時の連携や手順を確かめた。

 同消防署では、山の斜面を想定し、ロープを使った担架の搬送や背負って要救助者を運ぶ救助方法を確認。ロープの長さや携行品などについて互いに情報を共有し、意見を交わした。

 八乙女山に移動し、歩いて地形を把握したり急な斜面でロープを用いて要救助者を搬送する救助の流れを実践したりした。

 同本部は南砺、砺波、小矢部の3市を管轄する。山間部を抱えることから、救助技術を磨き、対応力向上につなげようと、山岳警備隊と定期的に連携した訓練を行っている。