富山県の富山市ガラス美術館(同市西町)の来館者が1日、200万人を超えた。節目に訪れた埼玉県越谷市の会社員、樋口稔さん(68)に認定証が贈られた。

 藤井裕久市長はあいさつで、美術館が開館10周年を迎えたことや市が推進するガラスのまちづくりを紹介。「現代ガラスの魅力を存分に味わってもらいたい」と呼びかけた。土田ルリ子館長と共に、樋口さんに認定証や記念品を手渡した。

 樋口さんは「富山は気に入っていて何度も訪れている。美術館はガラスの作品や建物が素晴らしい」と話した。

 同館は2015年8月、再開発ビル「TOYAMAキラリ」内でオープンした。現代ガラス美術を中心に扱い、毎年企画展や常設展を開いている。20年に来館者100万人を達成した。