1954年に太平洋・ビキニ環礁で行われた米国の水爆実験で乗組員が被ばくした「第五福竜丸」のパネル展示が28日、富山県富山市湊入船町の県民共生センターサンフォルテで始まった。30日まで。

 パネルは、第五福竜丸展示館(東京)から借用した20点。「第五福竜丸」についての解説に加え、被ばく直後の様子や当時の声を伝えている。

 戦後80年を迎え、原水爆の記憶を継承し、改めて「核兵器廃絶」を訴えていこうとI女性会議県本部が企画した。

 30日午後1時半からは、第五福竜丸元乗組員で漁労長、故見崎吉男さんの長女杉山厚子さんによる講演会を行う。参加無料で申し込み不要。