富山県上市町の魅力を体感するインターンシップの一環で町を訪れている東洋大の留学生9人が19日、町働く婦人の家で、町産の野菜などをふんだんに使ったそれぞれの母国料理を作って上市中学校の生徒や地域おこし協力隊員らと交流した。

 関係人口や移住者の増加につなげようと「上市町×東洋大学 ローカルスペシャリティinかみいち」と題して企画。留学生はアジアの五つの国や地域出身で、12日から町に滞在し、自然や文化を体験している。

 学生は中国のスープ料理やベトナムの伝統料理ネムザン、台湾の鶏肉料理サンベイジーなどをそれぞれ披露。同大出身の地域おこし協力隊員、田冰茹(でんひょうじょ)さん(中国)は得意のギョーザを作った。純国産メンマの販売に取り組む地元の「竹取キッチン」のメンバーと上市中の生徒は、大岩そうめんとメンマを使った料理作りに取り組んだ。

 参加者は完成した料理を紹介し合い、一緒に味わった。調理の様子は交流サイト(SNS)で配信する。