富山県は12日、新たな総合計画の策定に向け、新田八朗知事が15市町村を回って県民と対話する「未来共創セッション」を魚津市の学びの森天神山交流館で開き、10~60代の20人が富山の未来について考えた。

 参加者は3グループに分かれ、「10年後の富山」をテーマに地域の変化や実現したい未来について語り合った。

 魚津水族館と小学校がコラボする新しい教育の形を提案する意見が出たほか、外国人が暮らしやすいダイバーシティ(多様性)に配慮した地域づくりの重要性なども考えた。

 参加者は「今何ができるかを考えられた」などと振り返り、知事は「これから家族や学校、職場などで同じテーマで話をしてほしい」と語った。