5日に甲子園球場で開幕する第107回全国高校野球選手権の組み合わせ抽選会は3日、大阪市内であり、富山県代表の未来富山(初出場)は、初戦となる2回戦で山口県代表の高川学園(4年ぶり3度目)と対戦することが決まった。試合は大会第6日の10日第3試合で午後4時15分の開始を予定し、未来富山は三塁側。
未来富山の松井清吾主将は予備抽選の結果、46番目にくじを引いた。高川学園の遠矢文太主将と並び、ガッツポーズして健闘を誓い合った。「富山県大会でやってきたことを甲子園でもやるだけ。まずは目の前の一戦を大切にしたい」と意気込みを語った。
県勢と山口県勢の夏の甲子園での対戦は、2012年の第94回大会1回戦で、富山工が宇部鴻城と対戦して以来13年ぶり。
この日は、1~3回戦の対戦カードを決めた。準々決勝以降の組み合わせは、3回戦終了後に抽選を行う。
未来富山・松井清吾主将
夢見た場所で試合ができることに感謝の気持ちでいっぱい。魚津市で寮生活を送っているため、チームの絆は強い。江藤を中心に打線のつながりも良く、自分たちの野球をする。ベスト4を目指す。
高川学園・遠矢文太主将
守備は左右のダブルエースが中心で、打線はどこからでも得点が狙える。守備からリズムをつくるのが自分たちのスタイル。目標は日本一で、まずは学園の新しい歴史となる甲子園2勝を目指したい。