8月1、2の両日に行われる富山県魚津市のたてもん祭りで、ボランティアの「たてもん協力隊」が着るTシャツが完成した。同市吉島の魚津高校で8日、お披露目された。
協力隊はたてもんを引くボランティア。市教委が毎年募集し、市内の学校に依頼してオリジナルTシャツを制作している。
今年のデザインは、同校美術部の梅川珠美礼(うめかわすみれ)さん(3年)と堰下月翔(せぎしたつきと)さん(同)が考案した。部内で5組が案を出し、最終的に投票会を実施して2人のデザインに決まった。
Tシャツは富山湾をイメージした青色。祭りで引き回す三角形の大柱の中に、七つの氏子町それぞれの提灯(ちょうちん)を描いた。背景には魚津の海を意識し、波の模様を配置した。2人は「一つ一つの提灯に地元の人たちの思いを込めた」と話した。
市教委は21日まで協力隊員を募集している。