「令和7年7月7日」と7が三つ並んだ7日、富山県内では幸せを願うイベントなどが行われた。

 魚津水族館は、来館者に幸せが訪れることを願って、富山湾で捕獲された珍しい金色のオニオコゼの展示を新たに始めた。木村知晴飼育員は「見れば幸福になり、金運もアップするかも」とPRする。

 オニオコゼは沿岸の砂泥底に生息し、背びれに強い毒がある。海底でじっとしており、外敵に見つからないように岩の色に似た黒褐色の個体が多い。

 展示したのは体長約20センチで全身が金色の成体。同水族館によると、海中では金色が目立つため、ここまで大きく育つのは珍しいという。6月27日に入善沖の刺し網漁で掛かっていた。

 千葉県松戸市の会社員、川上知成さん(36)、さわこさん(31)夫妻は昨年8月に生まれた娘の玲南ちゃんと訪れ、「娘に幸運が訪れてくれればうれしい」と見入っていた。

 オニオコゼは表層生物コーナーに展示されている。