富山県が本年度初めて採用した地域おこし協力隊の委嘱式が1日、県庁であった。UIターンした3人が新田知事から委嘱状を受け取り「県外の人に富山に住みたいと思ってもらえるよう取り組みたい」「スポーツの可能性を伝え、関係人口の増加につなげたい」などと意気込みを語った。

 委嘱を受けたのは名古屋市出身でSNS(交流サイト)でバイク関連の情報発信をしている柴田美空さん(26)、大阪府出身で放送作家などとして活動してきた熊野由香里さん(40)、富山市出身で女子マラソン元日本代表の磯野あずささん(43)でいずれも富山市在住。経験を生かし、移住者目線で地域課題の解決や、人材交流の促進に取り組む。任期は最長3年。

 知事は「行政職員には思いつかない発想に期待している。大いに楽しみながら働いてほしい」と激励した。