富山県警は、ポロシャツやチノパンといったラフな服装での勤務を認める「オフィスカジュアル」を1日から導入する。厳しい暑さへの対策に加え、警察への堅いイメージを取り払い、自由で風通しのいい職場環境を打ち出したい狙いもある。
交番や警察署の交通課員らを除き、私服勤務が可能な警察官・警察職員を対象とする。ネクタイやジャケットを着用しない「クールビズ」は従来から夏季に限って認めていたものの、Tシャツにジャケットを組み合わせたスタイルなど、華美に当たらない範囲でさらに涼やかな服装も含めて通年で可能にする。
伴野康和警務部長は「TPO(時と場所と場合)に応じ、職員一人一人が個性を出しながら、働きやすい服装で業務に当たれるようにしたい」と話した。
県警警務課によると、同様の制度は広島や福井、石川の各県警も導入している。