大相撲の鳴戸親方(元大関琴欧洲)と部屋の関取2人が25日、富山県射水市奈呉の江のアイシン軽金属を訪れ、社員と交流した。鳴戸部屋は24日から市内で7月の名古屋場所に向け、同社相撲部などと強化合宿を行っている。

 関取は名古屋場所での新三役昇進が濃厚な欧勝馬(おうしょうま)関、石川県津幡町出身の十両欧勝海(おうしょううみ)関。鳴戸親方は「お互い刺激を受け、充実した合宿にしたい」と話し、欧勝馬関と欧勝海関は「しっかり稽古して富山を楽しみたい」「次の場所は2桁勝って入幕を決めたい」とそれぞれあいさつした。社員との記念撮影や握手の求めに応じた。

 合宿は同市二口のグリーンパークだいもん相撲場で26日まで実施。部屋の力士13人のほか、同社相撲部の5人と高岡向陵高校相撲部の12人が稽古する。稽古の様子は見学できる。