サッカーの第105回天皇杯全日本選手権は11日、各地で2回戦26試合を行い、J2カターレ富山は宮城県のキューアンドエースタジアムみやぎでJ2仙台に1―0で勝利した。安達亮監督はチーム復帰後、公式戦3戦目で初勝利。7月16日の3回戦でJ1町田と激突する。

 開始から一進一退で進んだ。互いにゴール前に迫るが決定機を作れなかった。そんな中、前半終了間際に富山が試合を動かした。左サイドで素早くボールを動かし、ペナルティーエリア内に入ったDF溝口が中央にパス。最後はDF高橋が左足で合わせた。

 後半は富山のペースで始まった。開始早々に相手陣深くの中央やや左で直接FKを手にし、同9分にはMF佐々木(富山市出身)がヘディングでチャンスを作った。同30分過ぎには攻勢にさらされたが、GK平尾の好セーブなど、チーム一丸で粘り強く守った。その後も相手の攻撃を何度もはね返した。

 次戦は6月15日、J2第19節で県総合運動公園陸上競技場で藤枝と対戦する。