富山県のJAいみず野は2日、射水市産コシヒカリのパックご飯「越中いみず野 米一番」を発売した。パックご飯の製造は初めてで、射水の米のおいしさをPRし、消費拡大を図る。発売を記念して同日、市に1008パックを寄贈した。

 米価の高騰でパックご飯の需要が高まる中、販売に乗り出した。1等米だけを使い、冷めても軟らかい。もっちりして甘みが強く、炊きたてのようなふっくらした食感が特徴。1パック180グラム入りで178円。同JA各支店や、農産物直売所「村の駅 菜っちゃん」新湊店・太閤山店、道の駅新湊で販売する。市のふるさと納税の返礼品にもなる予定。

 2日は塚本清組合長らが市役所を訪れ、36パック入りを28ケース寄贈した。市は市内4カ所のこども食堂や、市こども家庭センターが支援する家庭に活用してもらう。夏野市長は「米価や物価が高騰する中で非常にありがたい」とお礼を述べた。