富山県朝日町出身の勝田未来さん(17)=東京音楽大付属高3年=が、若手マリンバ奏者の登竜門とされる「国際マリンバフェスティバルコンペティション」に出場し、18歳以下の部門で1位に輝いた。勝田さんにとって海外の現地審査は初挑戦で「時差や体調の管理が大変だったが、自分らしく演奏できた」と話した。

 年齢別の4部門に分かれて各国の149人が出場。昨年11月からの3段階のオンライン審査を経て、最終審査はドイツ・ハンブルクで行われた。

 勝田さんは大会に向け曲調の異なる8曲を練習し、最終審査では「ランド」「ルミノシティ」を選曲。各部門の1位入賞者が出演できるウイナーコンサートでも演奏を披露した。

 初めて海外の演奏者と交流した。「演奏に対する感想を直接言ってくれるのは、日本にはない文化で驚いた。真剣に音楽と向き合う姿勢に刺激をもらった」と語った。