「能登半島!!和太鼓打祭り」が29日、富山県氷見市のひみ番屋街で開かれた。氷見と石川県能登地方の太鼓団体が競演し、復興を誓い力強い音を響かせた。
氷見有磯太鼓保存会の西川雅清会長(51)が、震災で練習や発表の場をなくした能登地方の太鼓団体の力になろうと、輪島市や七尾市の交流がある団体に呼びかけ、昨年に続いて開いた。出演は昨年の7団体から11団体へと増えた。
オープニングでは氷見有磯太鼓が登場し、大人と子どもがテンポ良く入れ替わりながら迫力ある演奏を披露した。和倉いでゆ太鼓、七尾豊年太鼓、輪島キリコ太鼓などが次々と力強く太鼓を打ち鳴らし、観光客から大きな拍手が送られた。
西川会長は「復興に向かって進んでいきたいという私たちの思いが太鼓を通して伝わればうれしい」と話した。
輪島塗や岩のり、あおさなど輪島の特産を並べた「輪島番屋市」も合わせて開かれた。