富山県は16日、両頬や手足に赤い発疹が出る伝染性紅斑(リンゴ病)が「警報レベル」の流行に達したと発表した。警報レベルとなったのは2019年5月以来。手洗いや手指消毒を呼びかけている。
県内29医療機関の定点調査によると、7~13日の1医療機関当たりの患者報告数は2・31人で、警報レベルの基準値となる2・0人を超えた。地域別では中部厚生センター管内で4・67人、高岡厚生センター管内で4・00人だった。
リンゴ病は10歳未満の子どもがかかることが多い。発疹が出る1週間~10日前には微熱や風邪のような症状が現れ、この時期に感染力が強まる。