富山県射水市は、県外から移住した人へのプレゼントとして、従来の射水産の米1キロとスプラウト(発芽野菜)に加え、先着50人に野菜の盛り合わせの定期便お試しセット1カ月分を追加する。市の移住定住相談窓口「#みらいシテン射水」(同市放生津町)を通じて移住した限定3組には、家庭菜園を1年間利用できる権利も贈る。
市などが10日、市役所で概要を発表した。移住者の生活を応援するキャンペーンを拡充し、市内定着につなげる。
野菜定期便は、県内で農業を営む35歳以下の若手中心のグループ「ファーマーズ・ジャパン・アンダー35」(F-35)が実施。1カ月2980円(送料別)で県産野菜のセットを送っており、移住者は無料でお試しできる。家庭菜園は、同市西高木の古民家にある畑の一角が利用可能になる。
チラシや市のLINE公式アカウントでPRする。「#みらいシテン射水」の中田匠さんは「移住後の生活をサポートし、射水が好きになるきっかけにしたい」と話している。