富山県の砺波署は9日、砺波市平成町出身のプロレスラー、マサ北宮選手(36)=プロレスリング・ノア=と2024プリンセスチューリップの佐藤玲羅(れいら)さん(28)を交通安全大使に任命し、同署で委嘱状交付式を行った。

 春の交通安全運動に合わせた啓発活動の一環。交付式では山本格署長が「交通ルールの順守と正しい交通マナーの実践を呼びかけてほしい」と委嘱状と大使のたすきを手渡した。

 式後には、砺波署員2人がふんした飲酒やあおりの危険運転をする悪の軍団が乱入。マサ選手が得意技の「監獄固め」を披露し退治する場面もあった。

 マサ選手は「思いやりのある安全運転を心がけていきたい」、佐藤さんは「痛ましい事故がゼロになるようルールを守ってもらいたい」と話した。

 交通安全大使の2人は、市内の安全運転管理者優良事業所を4カ所訪れ、「シートベルトやチャイルドシート着用の徹底、飲酒運転の根絶などを推進してほしい」とメッセージを伝えた。