富山県高岡市佐野若水町自治会(橋場憲夫会長)は、災害時に無事であることを示す黄色のタオルを作った。23日は同市の若水町公民館で総会があり、住民にお披露目した。
タオルは黄色の布に赤色の文字で「無事です」と記してあり、発災時に家にいる家族が全員無事な場合は軒先に掲げる。県内の他の自治会で取り組まれている同様の事例を参考にした。
同自治会は約120世帯で構成し、橋場会長によると、75歳以上が住む世帯が全体の3割を占める。能登半島地震で大きな被害は出なかったものの、高齢化が進んでおり、タオルを活用することで迅速で効率的な安否確認につなげる。
総会には約50人が出席。終了後、出席者を通じて全世帯にタオルを配布した。橋場会長は「万一に備えて、防災意識を高めていきたい」と話した。