北陸予防医学協会(永田義毅理事長)は、富山市西二俣の健康管理センターの検診車1台の設備を更新し、最新の胃部エックス線装置を導入した。同協会はより精度の高い検査ができるとしている。

 新たにモニター2枚を壁と天井に配置。受診者がバリウムを飲む時や体の向きを変える際、音声以外に8カ国語の文字表示と手話で伝えられるようになった。放射線技師の河尻洋子さんは「バリウムを飲む時、げっぷをしてはいけないが、外国人にうまく伝わらなかった。より正確に案内できると思う」と話した。

 競輪やオートレースを統括する公益財団法人JKA(東京)から約2400万円の補助を受けて導入した。胃がんの早期発見に役立てる。