生花店「花まつ」を運営するジャパン・フラワー・コーポレーション（ＪＦＣ、富山県射水市流通センター水戸田・大門、松村吉章社長）と「無印良品」ブランドを展開する良品計画（東京）は、キクの葉や茎で古着を染め直した衣服の販売を始めた。新鮮な花が廃棄されてしまう「フラワーロス」の削減と古着の再利用につなげる。

　製品名は「染めなおした服」。無印良品富山ファボーレとＪＦＣのアイデアを商品化した。ボタンシャツやボトムス、ワンピースなどの古着に付加価値を持たせて生まれ変わらせる「アップサイクル」製品で、ＪＦＣから提供された廃棄予定のキクの茎などを良品計画が染料の一部に活用し、ライトグリーン色に染め直した。価格は３９９０円。

　１日から富山ファボーレと奈良県橿原（かしはら）市の店舗で発売した。今後需要に応じて全国展開を検討する。